かにの種類 それぞれの蟹の違いや特徴

蟹の種類について

 

 

ズワイガニ

タラバガニ

(レッドキング)

毛蟹

花咲ガニ

分類 カニ類 ヤドカリ類 カニ類 ヤドカリ類
全体 小さな甲羅でツルツル 大きな甲羅でトゲトゲ 全体的に四角形全体的に剛毛 体表のとげは大きく、歩脚は太くて短い
細い脚/5対10本 太い脚/4対8本 短い脚/5対10本 太く短い脚/4対8本
甘みカニ本来の旨味 新鮮なものはかぶりつく醍醐味が味わえ、かにの甘みもあり美味しい こぶりなものは繊細で上品な味。濃厚な旨味と風味が食欲をそそる。かにみそも日本人は大好き。珍味の一つ ミルキーで濃厚
かに味噌 濃厚で美味 基本的にはあまり食べない 毛ガニのかにみそは絶品珍味!おすすめ 若干緩めコク深い濃厚な味わい
主な料理 塩茹で、蒸し蟹 カニ鍋、刺身 塩茹で、生ポーション

塩茹で、かにみそ和え、
焼き物

塩焼き塩茹で
「内子」 と 「外子」 は共に醤油漬けで美味しい

漁期 おもに5〜6月,9〜10月 おもに2〜4月, 9〜10月 4〜6月,7〜10月 11〜3月 おもに6月末〜9月
備考 地域によってオスとメスで名前が変わる!? 横方向はもとより、縦にも移動できるすぐれもの 漁獲対象は甲長8cmを超えるオスだけ 甲後部中央がハート型

 

タラバガニとズワイガニの違いとはなにか

タラバガニ姿
これはタラバガニ
タラバガニ ズワイガニ 比較

 

タラバガニもズワイガニもとても美味しいカニとして万人に愛されていますが、これらの違いとは一体何なのでしょうか。
実は、見た目からして両者には大きな違いがあります。

足の数

タラバガニ
体全体がゴツゴツして大きく、足が左右に4本ずつ計8本生えています。
ズワイガニ
タラバガニよりは細身で小ぶりですが、足は長く左右に5本ずつ、計10本生えているのです。

ヤドカリと蟹

この違いはなぜかというと、タラバガニは『エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科』に属しており実はヤドカリの仲間で、
ズワイガニは『エビ目カニ下目クモガニ科』に分類されるカニの仲間であることに起因します。
つまり、両方ともカニとして有名ではありますが生物学上は異なる種族の生物なのです。

 

生息地

タラバガニ
産地は北海道よりも北で、根室・ノルウェー・ロシア等です。
ズワイガニ
オホーツク海・アラスカ・日本海等でとれます。
日本産は松葉ガニ・越前ガニとも呼ばれています。
越前がには毎年カニ漁解禁がニュースになったりして、とても人気があるかにです。
味としてはタラバガニは何といっても食べごたえがあり、引き締まった身はエビにも似た食感があります。
カニといえば味噌も楽しみの一つですが、タラバガニはカニ味噌は基本的には食べません。
おすすめの食べ方としてはカニ鍋や焼きガニ等があります。
一方ズワイガニは繊細で甘味が感じられ、カニ味噌も濃厚でカニの旨味を楽しむことができます。
ですので茹でたりかにしゃぶ等にすると一層美味しく頂けることでしょう。
タラバガニもズワイガニも日本人にとても好まれていますが、それぞれの特徴を知ることによりさらに美味しく頂けるかと思います。

 

花咲蟹とはどんなカニなのか

 

花咲蟹とはタラバガニ科に分類される、タラバガニの近縁種です。
名前は「カニ」ですが、分類としては「ヤドカリ」の仲間となります。甲羅の大きさは約15cmほどで蟹のなかでは大きいほうですが、タラバガニほど大きくありません。甲羅がハート型で、脚が太く短く、体のトゲが長いことが特徴です。

 

名前の「ハナサキ」の由来

  • 茹でたときに体が赤く変色して、まるで花が咲いたように見えることからという説と
  • 北海道根室の地名「花咲」に由来する

との説の2説あります。

 

漁場など
花咲蟹はタラバガニ等と同じく食用種です。日本では北海道で多く漁獲されており、納沙布岬周辺海域が漁場の中心です。分布する水深はタラバガニ等と比べると浅く、水深200mほどとなっています。花咲蟹は4月下旬〜7月に産卵、その後、1年の抱卵があった後、放出されます。孵化した後は、約1年で10mm、約2年で20mmほどに成長し、3年程度は潮間帯域に生息します。メスは孵化後6年(19齢期)でやっと成熟します。

 

美味しい調理方法
花咲蟹の旬は漁期の関係もあり、夏から秋となります。調理法としては、「鉄砲汁」(味噌汁に脚のぶつ切りが入っている)、塩焼、塩茹で、刺身等があります。調理する際は殻が硬くて、トゲも多いので注意が必要です。味の特徴としては、エビに似たコクと風味があり、その濃厚な味わいは、とりこになってしまうほどのもののようです。ただし、その味の濃厚さと、油分が多いことから、大量に食べるには向かない蟹であるようです。

 

あぶらがにとは?特徴や見分け方

あぶらがにの特徴や見分け方
あぶらがにとは節足動物門十脚目タラバガニ科タラバガニ属です。特徴として外見では、
甲背面の中央にあるとげがタラバガニだと6本
あるのに対して
あぶらがには4本しかありません

 

また新鮮なときにはあぶらがにが青紫色でたらばがには青色だということです。
また、メスの腹部の中心線がずれており尾が巻いてあった名残が残っています。爪のとげがあまり硬くないあぶらがにに対して、たらばがにの爪は硬いです。
たらばがによりも小さく収穫率も高いためたらばがにより安く手に入ります。次に味です。たらばがにのほうが価格が高いためおいしいと感じるひとが多いし、たらばにくらべて名前負けしている感じは否めません。
また新鮮なときは味が特別に違いはないとされていますが3日たつと味がすごく落ちてしまい、3日間でしかおいしく食べれないためたらばがにが重宝されているのかも知れません。またたらばがにより小さく身の入りが若干少ないため食べ応えがなないとかんじてしまうかもしれません。
しかし新鮮なあぶらがには甘味が強く身がぷりっとしていて、たらばがにに負けず劣らず美味で、ボイルによって甘さがさらに引き立てられ、おいしい身を堪能することができます。
タラバとあぶらがにの収穫時期が異なります。
こちらに詳しく記載していあります。
タラバガニとアブラガニの見分け方 (PDF) - 水産総合研究センター